人生は24時間営業のスーパーが教えてくれる

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3月に入ってからは毎日続けている朝ランも、出社時間に縛られない休日は7時台に走ることが多い。

しかし、7時台にもなると僕以外の全員が起きており、無駄な神経を使わなくてはいけないことも多くなる。

 

 

例えば今朝のこと。

「どうせ走るんでしょ。だったらこれお願い。」と渡された保育園登園許可書の原本。

「こんな紙もって走れないだろ?」

「え?だっていつもなにか背負って走ってるじゃん」

 

ちっ。見てないようで見てやがる。

 

僕はトレイルランニングが好きだから、山を走ることをイメージしていつもトレラン用のザックを背負って走ることにしているのである。それを普段は起きもしない彼女はしっかりと知っていたというわけだ。

 

↓参考記事

shirosan425.hatenablog.com

 

「走りついでにどこかのコンビニでコピーしてきてよ。」

「・・・。」

 

しようがない。無駄に争うのも体力消耗するだけだからここは紳士に請け負ってやるとする。

 

そして走り出すこと30分、5kmを過ぎたあたりで24時間営業のスーパー発見。おお、こんな近所にコンビニ以外に24時間営業のお店が存在しているとは。人材不足にあえぐコンビニ業界をしり目に、しっかりとした若者が数名レジまわりと陳列作業をしているではないか。

 

僕は早速聞いてみる。

「コピー機ありますか?」

「入口入って左にありますよ。」

受け答えさえもコンビニ店員よりしっかりしている。

こんな好青年一人いるだけで、またここに来よう、と思えるんだから人間力って大事だなと改めて思いなおした。

 

それではコピー。彼女に頼まれた登園許可書を5部コピーするために投入した100円玉。5枚のコピーが終わり、おつりボタンを押す僕。

 

チャリン、チャリン、チャリン・・

 

ちっ。10円玉かよ。と子どもの手しか入らないようなお釣り口に手を突っ込み、小銭を掻き出す。

 

ん?

 

んん?

 

5枚以上はある。というか、50円玉1枚と10円玉6枚と5円玉2枚(?)の合計9枚も出てきた。なぜに5円玉が戻ってくるのかは不明だが、無意味に倍返しを頂いた。

前に使った人が取り忘れたのかな、とも考えたが、明らかにチャリンチャリンを何回も聞いたから、機械の誤作動なのかもしれない。

 

僕はこの9枚の小銭を持って、お店に返すこともなく再び走り出した。たかだが数十円を返された店側も面倒だろうし、少額ではあっても若干のラッキー感を感じてしまっていたから。ひたすらに小粒な僕。

 

こんなところでラッキーを得てばかりいるから、大きなチャンスをつかむことなく、かと言って大きなばばを引くこともない、それはそれは平たんな人生を歩んできてしまったのではないだろうか。そんなことを感じた土曜の朝。